S.M.S.Lの超小型DAC2024-04-28

XMOS製のRISCであるXU316を採用しているという、768KHzまで対応の超小型DACを買ってみた。

S.M.S.LのSU-1という機種。
惹かれたのが
1)DD部分がRISC(超高速演算)であること
2)DSDネイティブ再生が可能であること
3)外部給電が不要でUSB-PDだけで動作すること
4)AD変換には旭化成のプレミアムDAC,AK4493SEQが使われていること
5)1万円そこそこで買える安さ

専用に設計されたRSICによってDD変換を行っているということは、パソコン等によるそれにくらべて時間遅れなどは皆無に等しく、ほぼ一瞬(1インストラクション)でデコードされるということ。こういう構成であればノイズによる影響も出にくい。しかもUSBPDであるので、ひたすらUSB経由の電源だけを意識してやればいいい。つまりFixCurrent+Inlineという構成でUSB内の信号と電源を清浄化してやればデジタル的には理想的、という見込みがあった。
注文して一週間で届いた。

一聴して音が良いことがわかった。
オーディオデコーダとして販売しているが、AD後のバッファにもL49720という高速・高精度・低歪率でドライブ能力も高いオペアンプが使われている。つまりDAされた音声データを劣化させることなくプリアンプに出力できるこということであり、DACとして望ましい。

Macにはドライバ無しで繋がるし、WindowsでもドライバをインストールするだけでDSDを含めフルレンジで使える。DS-200のような再生ソフト側での設定が不要なので使いやすい。
もちろんハイレゾもDSDも無理なく楽しめる。
確認してはいないがMQAも再生できるらしい。

最近はデジタル系の進歩が凄いと思う。
シガレットケースサイズのSU-1