ss600Dの内部配線をラダー化しました。2025-02-09

ss600D用としてマルチョウさんにお願いしていたラダー配線が先週届きました。

この土日で3Dプリンタで棚板を作成し、実装を完了しました。
今回のラダー配線は最大16Aの電流を流せるように贅沢な配線材料・構成にしてもらいました。長さもss600Dの内部にピタリと収まるように厳密に指定させていただきました。

以下は、完成して通電したときの最初の感想をマルチョウさんに送信したメール文章そのままです。
======================================
試聴していて、改めて音の純度が向上していることを感じます。
音の気持ちがよくなり、ボーカルのリアリティが劇的に向上しています。
音が落ち着いた、という感じ。
高音から低音まで全てのレンジで音がよりクッキリ明瞭になり自然に体に流れ込んでくる。
定位も、より明瞭になりピアノもバイオリンも実に艶かしい。
聴き始めた時にドキドキする感動がありました。
素晴らしいです。
=======================================
もともとss600Dは解像度が高く、特に大型のカニトランスと大容量第二世代素子セットにより低音域のドライブ能力が素晴らしく、明るく応答速度の高い中高音域と相まって豊かな臨場感を演出しているアンプではあるのですが、その音の品位が格段に向上した感があります。

当店の常用システムはラインケーブルからスピーカーケーブルまで、外部ケーブルはすべてをラダーケーブルで構成してあります。何より音に色をつけないその特質が当店が目指す「疲れない発音、癒される音」によく合うのでそうしてます。ss120を作った時も一時「内部配線をラダーに」と検討したことがあったのですが、アンプが小さすぎてラダー構造が組み込めないことから諦めていました。ss600Dを作った時にはアンプの原価が上がってしまい、これ以上高くしないでリリースしたくて後回しとなりました。本体が大きいためラダーの効果はかなり出るのでは、と思ってはいましたが、これほどとは想定していませんでした。

Ladder化したss600D Silver

(@当店の常用アンプとしてのss600Dは黒ではなくシルバーです)

このケーブルの価格は次の通りです。(マルチョウさん価格です)
LTC2P         6000 x  2  =12,000 (機内側ラインケーブル)
LTC2P-BL  14000 x 2  = 28,000(機内側スピーカーケーブル:高負荷用)
 合計 40,000.-(税込)

今後ss600Dをご注文いただくお客様は最初からラダーケーブルの実装オプションをご指定いただければこの価格にて実装作業いたします。

後付けでラダーケーブルへの実装替えをご希望の方には作業費として別途5500円(税込)を申し受けます。
ただし、本日時点までにすでにss600Dを納入済みのお客様には手数料無料にて交換作業をいたしますのでどうぞご検討ください。