理想の家庭用電源環境について2025-11-16

当店のアンプをご購入されたお客様からのご質問


CDやレコードを聴くのに、何から揃えればいいのだ?

また、一般家庭用オーディオ電源のベストな姿とはどういうものなのだ。とのお問い合わせをいただきました。


まず以下に、当店が考えるオーディオ機器の揃え方を記したいと思います。


レコードプレーヤは昔のアナログ電源のもの、ある程度重量のあるものがいいです。ターンテーブルとは本来重いものです。またカートリッジが交換できるものが良いです。新しいものはスイッチング電源で軽くて多機能ですが、そういうのはみんなおもちゃと思ってください。昔の重いレコードプレーヤーには増幅回路がありません。そういう古いレコードプレーヤーをお持ちの方は大切になさってください。私も一度捨てちゃいましたが最近重い中古品を手に入れました。


CDプレーヤも似たような状況です。世界でオーディオ用CDメカの生産は10年以上前に中止されていますので、今市場に出ているCDプレーヤーは全てコンピュータ用のメカを使っています。読み取りもコンピューターのデーター読み取りと同じ仕組みでメモリーバッファへの読み取りを行なっています。精度はある程度高いとは思いますがその機能にパソコンとの差はありません。クロックを交換することもできませんし交換しても効果はありません。昔のようにメカやクロックの違いが音の密度に顕れるような微妙なニュアンスは無いです。つまり今のCDPはどれを買ってもほぼ同じです。現代のCDプレーヤーの音を決めているのはバッファ・メモリに入ったデータをどうやってアナログに戻すかという、つまるところDACチップ周辺の作りだけです。しかし正直、どこもまともな音の製品など出していません。電源がダメだからです。最近、真空管も入った海外製の”超弩級CD・SACDプレーヤ”(MachXXXXXX)の音を聴きましたが酷いもんでした。このCDP、流石にアナログ回路にはアナログ電源を使っていましたが、ごく普通の整流回路の電源なのでダメでした。こういう装置でいい音を出すにはデジタルデータを外に出して音の良いDACに通すことです。でもそれはパソコンの出力を、正しい電源で駆動された音の良いマイクロDACに繋ぐのと同じことです。メリットはSACDプレーヤーだけがSACDを読めることだけですが、SACDはデジタル信号を出せませんからそのSACDプレーヤのアナログ回路の電源を改善しない限り良い音でSACDを聴くことはできません。


ですから、現在大量のCDをお持ちの方は出来る限りリッピングしてデータ化し、HDDに保存してください。大切ならバックアップも持っているべきです。それらはオンラインで流れてくるCD品質のデータとほぼほぼ同じ音がします。

リッピング時にはファイル名に適切にタグをつけると後での検索も楽になるはずです。


ですからレコードプレーヤーと同じで、昔の仕組みで音の良いCDプレーヤーやCDTをお持ちの方は貴重です。大切に使ってください。


レコード、CDの他のソースはこれからはパソコンやネットワーク・ストリーマーになるのでしょう。


私は今の所パソコン(MacMiniとMacBook Pro)をネットッワーク・ストリーマとしても、HDDにストックしたデータの再生用としても使っています。

*ネットワーク・ストリーマーとはネットワークから音楽データを吸い込みながら演奏する装置で、ネット・プレイヤーとも言います。


CDはModel3というCDPro2メカ搭載機、それとCDR-HD1500というHDDレコーダー にCDをリッピングして聞いてます。


あと最近中古でTRIO製KP800というレコードプレーヤーを買ったらAT36EというMCカートリッジが付いていました。時々昔のLPをかけて思い出に浸ったりしています。


さて次に、理想の電源ですが、

オーディオを楽しむのに、最低限、装置の整流回路の出川式への交換(第二世代電源化)は必須です。最初にDACやプリアンプ、ネットワークプレーヤなど、音の上流側に試してみてください。

滑らかな音や豊かな余韻への変化に驚かれると思います。その証拠に、当店が貸し出しているss120セットをお聞きになられたお皆様が一様に「驚いた、こんな音はこれまで聞いたことがない。」と驚かれています。そして、ほとんどの方がss120やTuned DACをお買い求めになられて既に楽しまれています。その中のあるお客様は代理店が開催する試聴会に出掛けた際、お手持ちのss120+TundeDACの音の方が遥かに良い(レベチ)とご納得しておられます。

とにかく、オーディオには電源が命です。


当店が考える一般家庭用オーディオシステムの電源は一応まとめましたが、何しろ第一に「第二世代電源化」が基本中の基本です。普通の電源の機器ではその機器の本当の音が出せてませんので、機器にだけいくらお金をかけても良い音は出ません。それはナン百万、ナン千万でも同じです。それと重要なのはノイズ対策です。


PDFにまとめましたのでダウンロードして読んでください。また、5ページものですので以下には各ページの画像を添付します。クリックで拡大表示できます。

理想の家庭用電源01



理想の家庭用電源02


理想の家庭用電源03


理想の家庭用電源05

この資料に対するご質問は当店まで、メールでお願いします。。。


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