音の良さは聞き分けられるのか? ― 2025-11-20
SNSでの問いかけがありました。
音の良し悪しなんて、好みの問題なので聞き分けなんかできないのでは?
「SPケーブルを変えてみたり、コネクタやインシュレーターを変えたりすると確かに変わるけど、そんなのって主観の問題で好みの違いだけであり、良い悪いの聞き分けなんてできるものじゃないのでは?」
という意識だと思います。
確かに現在の劣悪な電源で聴いている限りはその程度でしょう。微妙な音の違いを主観で楽しむしかないでしょう。
しかし、電源を正すことはそんな主観の問題とはレベルが違います。
はっきり言います。現代のオーディオ機器はそれがたとえ何百万何千万のものでも整流回路が欠陥を持っているため決して本当の良い音は出ていません。本当の良い音はそんなにコストはかかりません。だから商売にならないからメーカーではヤラナイのです。
正しい電源で駆動されたオーディオシステムは上から下まで滑らかに伸びた再生音に微細な表情までも再生する緻密な解像度と豊かな臨場感が加わり、これまでにない音の世界を味わうことができます。本当の楽器のような音。そういう音をぜひ聴いていただきたい。そういう思いでまとめた貸し出しセットがあります。
正しい電源で駆動された音をお聞きになりたい人は、ぜひ当店の無料貸し出しセットを試聴してください。
貸し出しセットの内容は次の内容です。
>音源:
Tuned DAC(SMSL .SU-1)とそれをパソコンや携帯電話と繋ぐUSB-PD FixCurrent。ご自身のパソコンや携帯電話を音源としてください。携帯電話と繋ぐためのインターフェースケーブルもお貸しします
>AMP:
ss120 という当店のアンプ。
第二世代電源(出川式電源)という電流欠損のない電源で駆動している100Wのステレオアンプ。
>SPケーブル:
SPC-AVという当店のアンプの再生に最適なスピーカーケーブル
>SPMD-10:
スピーカーケーブルを通して使う卵形の位相補正素子。
これを入れるとスピーカーの音がリアリティに溢れ、立体感のある活き活きした音になります。
※貸し出しキットの詳細はブログをご参照ください。
これらを一式、宅急便(80サイズ)でお送りしますので、2週間後までに同じ箱に入れてご返送ください。返送時の送料のみご負担願います。
貸し出しセットの取り扱い説明書はこれを参照してください。もちろん、貸し出しセットにも印刷して同梱しております。
正しい電源で駆動された音は、聴いていただければ必ずわかります。
これは保証します。
貸し出しセットの試聴申し込みやお問い合わせは下記のメールアドレスか、昼間ならお電話でも。
>info@practsoundsystem.jp
>090-3452-0279 (10:00 ~ 16:00)発番号を通知してお掛けください
Switching電源は音楽用になるか(その2) ― 2025-11-17
当店の古くからのお客様である御田様のお勧めでFSPという米国製のスイッチング電源の評価をした。
紹介されて手に入れたのはFSP150-AHAN1という製品で、DC12V で12. 5Aまで出せる製品。
私はいつも、電源の評価をするときは当店のアンプを駆動してみてその音を聞いて判断することとしているが、残念だが当店には12Vで動作するアンプがない。そこでやむなく、STAXの静電スピーカを駆動するヘッドアンプを使うこととした。これは4Wしか消費しないので電流的には最大でも330mA程度のもので、この電源の正常な評価にはならないかも知れないが、ただ、一度STAXに繋いで音を聞いてみたところ非常にアナログ電源に近い音がした。このため少し真面目に評価してみようかという気になった。微小電流領域ではあるが、スイッチング電源らしい耳障り感や音やせ感が非常に少ないのである。
まずやったことは、スイッチング電源の電源側に第二世代整流回路を実装して直流にしてしまうこと。
スイッチング電源には普通は雷被害を防止する目的で耐圧1000V以上の一次整流器が入っている。この整流器は普通のブリッジなのでそれで整流される直流は間欠運転の電流信号となる。その電流がそのままスイッチング回路に入るとどうしてもパルス欠損を生じてその結果としスイッチング電源の出口までも電流欠損を引きずった状態になってしまう。
それを防ぐために、①一次整流器の手前に出川式整流器で整流した欠損のない直流を入れてやろうという考えである。御田さん達のGrが兼ねてから実験しておられるが、もしこのブログをみた方がこれをやる場合はあくまで自己責任でやってほしい。当店も動作を保証するものではない。あくまで今回はその効果を検証する目的でのみやってみたのである。
先に全体回路をUPしておく。
コンセントとFSPの間に①第二世代整流回路を入れて、FSPの出口には②LCMとCPMを入れているが、いずれにしても簡単な回路である。
まず、①の処理だけを終えてからSTAXに繋いで視聴してみた。
かなり余韻も出てきて電流欠損がなくなっている音がしているが、まだまだ低音域がブーミーで中高音には滲みがある。これはスイッチング電源にありがちなノイズ状態である。ただ、その程度が普通のスイッチング電源よりかなり少ない・・とは感じた。
そこで、最低限のノイズ対策として②LC6006HとCP3006Hを出力端子側に追加した。
その結果、いつもの第二世代電源で供給しているSTAXの音になった。むしろ音のメリハリはスイッチング電源の方が好ましい感じもする。以前(ブログ:2025年3月30日)のスイッチング電源では出力側にかなりの物量を入れないとまともな音にはならなかったことを考えると、このFSPのスイッチング電源の中のノイズ対策はかなりしっかりしているものと感じた。
こうなるとさらにじっくり調査してみたくなる。
早速、Digikeyで 24V9.8A(230W)のFSPを手配した。
これが届いたら我が家のアンプ(ss120)に繋いで駆動してみよう。
・・・・(Switcing電源は音楽用になるか、その3)に続く。
理想の家庭用電源環境について ― 2025-11-16
当店のアンプをご購入されたお客様からのご質問
CDやレコードを聴くのに、何から揃えればいいのだ?
また、一般家庭用オーディオ電源のベストな姿とはどういうものなのだ。とのお問い合わせをいただきました。
まず以下に、当店が考えるオーディオ機器の揃え方を記したいと思います。
レコードプレーヤは昔のアナログ電源のもの、ある程度重量のあるものがいいです。ターンテーブルとは本来重いものです。またカートリッジが交換できるものが良いです。新しいものはスイッチング電源で軽くて多機能ですが、そういうのはみんなおもちゃと思ってください。昔の重いレコードプレーヤーには増幅回路がありません。そういう古いレコードプレーヤーをお持ちの方は大切になさってください。私も一度捨てちゃいましたが最近重い中古品を手に入れました。
CDプレーヤも似たような状況です。世界でオーディオ用CDメカの生産は10年以上前に中止されていますので、今市場に出ているCDプレーヤーは全てコンピュータ用のメカを使っています。読み取りもコンピューターのデーター読み取りと同じ仕組みでメモリーバッファへの読み取りを行なっています。精度はある程度高いとは思いますがその機能にパソコンとの差はありません。クロックを交換することもできませんし交換しても効果はありません。昔のようにメカやクロックの違いが音の密度に顕れるような微妙なニュアンスは無いです。つまり今のCDPはどれを買ってもほぼ同じです。現代のCDプレーヤーの音を決めているのはバッファ・メモリに入ったデータをどうやってアナログに戻すかという、つまるところDACチップ周辺の作りだけです。しかし正直、どこもまともな音の製品など出していません。電源がダメだからです。最近、真空管も入った海外製の”超弩級CD・SACDプレーヤ”(MachXXXXXX)の音を聴きましたが酷いもんでした。このCDP、流石にアナログ回路にはアナログ電源を使っていましたが、ごく普通の整流回路の電源なのでダメでした。こういう装置でいい音を出すにはデジタルデータを外に出して音の良いDACに通すことです。でもそれはパソコンの出力を、正しい電源で駆動された音の良いマイクロDACに繋ぐのと同じことです。メリットはSACDプレーヤーだけがSACDを読めることだけですが、SACDはデジタル信号を出せませんからそのSACDプレーヤのアナログ回路の電源を改善しない限り良い音でSACDを聴くことはできません。
ですから、現在大量のCDをお持ちの方は出来る限りリッピングしてデータ化し、HDDに保存してください。大切ならバックアップも持っているべきです。それらはオンラインで流れてくるCD品質のデータとほぼほぼ同じ音がします。
リッピング時にはファイル名に適切にタグをつけると後での検索も楽になるはずです。
ですからレコードプレーヤーと同じで、昔の仕組みで音の良いCDプレーヤーやCDTをお持ちの方は貴重です。大切に使ってください。
レコード、CDの他のソースはこれからはパソコンやネットワーク・ストリーマーになるのでしょう。
私は今の所パソコン(MacMiniとMacBook Pro)をネットッワーク・ストリーマとしても、HDDにストックしたデータの再生用としても使っています。
*ネットワーク・ストリーマーとはネットワークから音楽データを吸い込みながら演奏する装置で、ネット・プレイヤーとも言います。
CDはModel3というCDPro2メカ搭載機、それとCDR-HD1500というHDDレコーダー にCDをリッピングして聞いてます。
あと最近中古でTRIO製KP800というレコードプレーヤーを買ったらAT36EというMCカートリッジが付いていました。時々昔のLPをかけて思い出に浸ったりしています。
さて次に、理想の電源ですが、
オーディオを楽しむのに、最低限、装置の整流回路の出川式への交換(第二世代電源化)は必須です。最初にDACやプリアンプ、ネットワークプレーヤなど、音の上流側に試してみてください。
滑らかな音や豊かな余韻への変化に驚かれると思います。その証拠に、当店が貸し出しているss120セットをお聞きになられたお皆様が一様に「驚いた、こんな音はこれまで聞いたことがない。」と驚かれています。そして、ほとんどの方がss120やTuned DACをお買い求めになられて既に楽しまれています。その中のあるお客様は代理店が開催する試聴会に出掛けた際、お手持ちのss120+TundeDACの音の方が遥かに良い(レベチ)とご納得しておられます。
とにかく、オーディオには電源が命です。
当店が考える一般家庭用オーディオシステムの電源は一応まとめましたが、何しろ第一に「第二世代電源化」が基本中の基本です。普通の電源の機器ではその機器の本当の音が出せてませんので、機器にだけいくらお金をかけても良い音は出ません。それはナン百万、ナン千万でも同じです。それと重要なのはノイズ対策です。
PDFにまとめましたのでダウンロードして読んでください。また、5ページものですので以下には各ページの画像を添付します。クリックで拡大表示できます。
この資料に対するご質問は当店まで、メールでお願いします。。。
以前チューンしたDACの再チューン ― 2025-11-13
当店と長いお付き合いをいただいているお客様(名古屋のT様)から、2022年にチューンしてもらったDACの見直しチューンはできるのか?
とのお問い合わせをいただきました。
当店では"機器の整流回路の第二世代電源への交換"をメインにチューンしてきていますが、あの頃には現在DACやアンプに入れている"細密チューン"はありませんでした。その他にもこの3年で数々のノイズ対策のノウハウが広がり、静けさとリアリティを改善するチューンは可能であるとお返事しました。
当店は日々確実に進化してもいます。
早速DACとそれと同期している高精度クロックをお預かりしてチューニングを実施しました。アナログ回路用電源をカニトランスを使って分離し、Inline-Pを含む各部電源のノイズ対策と、主基盤上は主要素子への細密チューンを実施しました。最終的にオペアンプの交換まで実施しましたので音色を変えることにもなってしまいましたが、お客様の好みに合致したようで次のようなご感想をいただきました。
「こんばんは改めてDAC有難う御座いました
上手に表現できないですが許してください
2022年にショップ購入したクロック・DACを第二世代電源化してもらい、ほんとにいい音にして頂いて満足していましたが、先日御社のチューンドDAC(SU-1)を聴かせてもらってから自分のDACでももっと良くならないか、と思い、以前カニトランスもDACに有効とお聞きしており、その他もあるとのことで再チューンを依頼しました。
バージョン2では細密チューンと、カニトランス使用してアナログ電源の分離とともに以前プリアンプ・パワーアンプでめちゃくちゃ効果抜群のSteinMusic製in-line 追加、さらに岡本さんのアドバイスでオペアンプ交換までしてもらったDACから出た音が、今までとはくらべものにならないです。
オーディオ機器から出てきた音で評価してはいけないかもしれませんが
アーティストの声に近づけてきたと満足しています
オーディオ機器としての音の出だしは
以前は広がり・余韻があり満足でしたが
今回のチューンにより
高低音が出始め
左右のスピーカーから 奥行広がり低域~高域濁りなく綺麗に音が出ているので
音の出方に球体感があります。包まれる感じが凄いです。
自称・自己満ですが
市販の国内外の高級DACには負けてない自負あります
岡本さん有難う御座いました
岡本さんが現役の内に
来年早々(笑)
プリアンプの再チューン、細密チューンと蟹トランス化ですかね 』
この写真はカニトランスをそれまでのトロイダルトランスの隣にアナログ専用として追加して、Inline-Pを追加などしているところ、作業途中です。
来年のご予約まで頂いてしまいました。T様ありがとうございます。
T様は長い年数をかけてCDP=>DAC=>Pre=>Powerと第二世代化を実施させていただいた方で、現在のシステムはフル第二世代電源のバイアンプ構成でB&W801を鳴らしておられます。
来年のプリでもカニトランス・細密チューンと、できればオペアンプの交換も出来るかもしれないと思っています。古い缶タイプのオペアンプが使われたプリアンプをお使いで、2020年に第二世代にするとともに多段になっていた電源を整理して蘇っていたのですが、使われているオペアンプがやはり古すぎるかもとも思っています。状況によっては回路を起こさないと交換できないかもですが。。。
お客様からのご要望で電源を作りました ― 2025-11-07
お客様からLAN機器の電源にお使いになりたいと、DC12Vで2口、5Aまでの容量の第二世代電源装置をご要望いただきました。
内容としては次のようなものです
1)電源装置自体がノイズを出さないように鉄ケース(1.5t)を採用
2)入・出力コネクタは全て前面
3)操作は背面右端にあるスイッチでサーキットプロテクタ
4)出力端子は 5A/125Vを保証している七星のNCSシリーズ
5)電源トランスは80VAのカニトランス
6)整流回路はss120と同じ定評のある第二世代電源回路
7)安定化電源はNJM723で制御し最大 8Aまで流せる回路
8)2本のDCケーブル(各1m)を付属
9)出力端子はお客様から5521の指定なので2Aまでが上限
10)DC電圧は最高16V程度まで設定できます
11)電源ケーブルは付属しません
動作確認は当店のSTAX製ヘッドホンアンプに繋いで行ったが、
第二世代電源で余裕のある回路なので立ち上がりの良い抜群の音が出た。ネットワーク機器にはちょっと贅沢かも。
これに繋げば中華アンプなどは心地良く鳴ること間違いない。
ご希望があれば再度造ります。
一式10万円+税です。
この鉄ケースがメーカーでは生産中止になってますので代理店にあるだけしかつくれませんが、まだ数個は大丈夫と思います。
本日納品です。







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