久しぶりのマイクロDAC細密チューン(Topping D10s)2025-12-24

久しぶりのマイクロDACのチューニング


お客様からTopping D10sというマイクロDACの細密チューンのご注文をいただいた。

このところアンプ造りにかかりっきりだったので久しぶりのマイクロDACのチューニングは新鮮な感じ。


このDAC、DACチップはESSのES9838Q2Mという少し前のESS社のナンバーワン・マルチオーディオ・チップを載せていて、出力段にはOP1656を使ったフィルタ回路と最終段のバッファにはLME49720というTi社のオペアンプが使われている。このLME49720はソケットに入れてあり、気に入らなければ交換もできるようになっている。


このようなUSB駆動のマイクロDACをチューニングする際には、USB-PD FixCurrent+CPMを併用することは良い音の最低限の条件なのだが、その上で、各素子への細密チューンを施してやることでそこらへんのン十万円のDACに勝るとも劣らないDACに化ける。


S.M.S.LのSU-1はそうやって化けてその音がL社の60万円のDACにも勝ると評価されているものだが、D10sはどの程度改善されるか、まずは実施してみた。


やったことは出力段オペアンプへのCPM搭載とそれらの電源へのLCM搭載。

それと、DACチップのアナログ回路電源に同じようにCPMとLCMを入れた。

都合ミニCPMが4個とミニLCMが3個である。

基板全体

これが作業開始前の写真

赤丸内にあるのがアナログ出力段で、左端がLME49720、その右に上下に2つ並んでいるのがOP1656を使ったフィルター回路である。

黄色丸内の小さなチップがES9838Q2MというDACチップ。

チューニング対象はこれら4つの素子。 


次はアナログ回路3個のオペアンプにCPMをバラったところ。

アナログ回路にCPM


アナログ回路用の電源部にLCMを入れ、DACのアナログ電源部にLCMとCPMを入れて一応全部取り付けを完了した図

全素子取付完了


この後組み上げて試聴した。

うーん良い音。SU-1と優劣つけ難い。じっくり時間をかけて比較すれば細かい違いがわかるのかもしれないが、余韻もレンジも立ち上がりもみんな良くて、細かいこと気にするほどないくらい良い音。

このDAC、面白いことにMacに繋ぐと44.1KHzと画面表示が出るんだけど、Windows11に繋ぐと48KHzと表示されている。Ticの違いかねぇ。どちらもAppleMusic で聴いてみてるんだが。。


この音が出せてチューニング費用は税込33000円。絶対に安いよね。


明日発送。