ss120の構成を改訂します。2024-10-17


ss120 Kit を改定します。

ご要望があり先に出荷開始してしまいましたが、続けていた改善が2件完了しまして、
装置の構成を一部改訂します。

その1.
採用したデジタルボードそれ自体音は良いのですが、例えばボリュームゼロで電源を入れた際のバックグラウンドノイズ(サーという音)がやや耳障りでした。
波形をみるとデジタルアンプの点呼周波数(約450KHz:左右微妙に違うためその差がノイズに聞こえるらしい)と諦めていたのですが、それにしてもテキサス・インスツルメントがハイエンドオーディオ用として出しているチップの割にはノイズレベルが高いと不思議でした。
入力側のボリュームレベルを変えてもこのレベルは変わらないので、どうやらパワーアンプ後段のフィルター回路に問題がありそうと調べました。その結果、フィルターに使われているコイルがTI社推奨の値になっていおらずかなり小さな値のものが使われていることが判明しました。これではフィター減衰がかなりオミットされています。
これを正規の値に変更すると、バックグラウンドノイズはハイエンドにふさわしいレベルにまで低減されました。これなら机の上にスピーカを置くようなニアフィールドでも気になりません。

その2.
このボード、標準では入力段の回路にTL072というJFET入力のオペアンプが使われております。これはこれでなかなか優秀な素子ではあるのですが、さらに音の忠実度を上げるためにオペアンプをMuseに交換して今、視聴しています。臨場感がかなり改善されます。Muse01にするかMuse02にするか数日中に結論を出します。(比較試聴の結果Muse02としました。)

本日時点でこのアンプまだ数台しか納入しておりませんが、お客様には全員の方に着払いでアンプの返送を依頼しております。今回はこちらで無料で改善を施してお返しいたします。

ss120改定後の音をお楽しみください。



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