SPMD(卵)はどんなスピーカーなら効くのか? ― 2025-06-10
SPMD(卵)はどんなスピーカーなら効果が出るのか、という問い合わせをいただいている。
大前提として、
欠損のない電流で駆動された増幅システムであることが最低限の条件である。
つまり。。
A)家庭用であれば出川式電源でDAC、プリ、メインがドライブされていること。
家庭でもオーディオ電源をバッテリーにしてる人がいるらしいがそれもOK
B)カーオーディオは点火系ノイズを対策した直流でドライブできていること。
C)スマホであれば、多分OK。バッテリー駆動なので一番簡単に効果を得やすい。
下のスマホのところに詳しく説明する。
これらの条件が揃ったところで、次にスピーカシステムであるが以下A) B) C)それぞれのケースで説明する。
A)家庭用なら============================
①フルレンジ・シングルコーンなら必ず効果が出る。バックロードホーンを含む。
スピーカー自作愛好者には朗報。
②2ウエイの場合、上下をコンデンサだけのネットワークで分けてあれば効果が出る。(店主のブリロン1.0SLEなど)
コイルが入っていてもそれが1mH以下など十分に小さければ可能性があるが、
その場合は効果の度合いが小さい。( 店主のNS-3Mxなど)
③3ウェイ以上のマルチユニットの場合
マルチユニットの場合は内蔵ネットワークにコイルが使われていることが多いと
思われるのでそのままではおそらく効果は出ない。
デジタルチャンデバで分けてマルチアンプ構成にし、各スピーカーをそれぞれ
パワーアンプと一対一で接続している場合は効果がある。
④効果が確認されている一般市販品のスピーカー
1)B&W ノーチラス801
2)ダリ・オプティコン6
3)AudioPhysic ブリロン1.0SLE
4)ALTEC サンタナ
5)Fostex20cm フルレンジ など
その他
6)PSD T4 Limited Special(ネットワークレス・カスタム品)
=>要は、よりシンプルな構成のスピーカーシステムほど効果が出る可能性が高い。ネットワークに凝ったものは良くない。ネットワークレスがベスト。
B)カーオディオなら============================
マルチスピーカをコイルネットワークで分けている場合は効果無し。
コイルを介さずにアンプとスピーカーが直接接続されていれば効果がある。
C)スマホなら=================================
有線接続ヘッドホンで音を聞く場合はヘッドホンまでの線に卵を入れれば効果がある。
ブルーツース接続でも一部のBTヘッドホンの様にアンプ部とイヤホンが有線接続
されている場合は効果大。 (写真は私のWI-1000XM2)
Appleイヤーポッドのようにワイヤレスの場合は卵を入れられないので効果なし。
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