カー・オーディオの再調整2025-07-13


SPMDを開発した当初、カーオーディオ用スピーカーへの効果を確認するためフロントのフルレンジスピーカーにだけ入れていた。このおかげで中高音だけは以前よりはるかに明瞭になりヴォーカルやバイオリンなどは際立って改善されていた。しかしその後「どうも低音がおかしい、、」と思っていた。バスドラムやベースが腰砕けのような鳴り方になっていて音楽のノリが悪いのである。

ウチのカーオーディオにはフルレンジが5個(フロント3個、リアに2個)と左右のドアに2個のウーハーがあるが、先日SPMD6をいれたのはフロントの3個だけだった。

たぶんこれが原因で高域だけがタイミング的に先に鳴っているのではないか、そんな気がしたので、この休日を利用してウーハーにもSPMDをいれてみた。


ダッシュボードにある小さなフタを開けるだけでアクセスできるフロントスピーカーと違って、ウーハーにアクセスするにはドアの内装をまるっと外さなければならない。このため半日作業になることからなかなか纏まった時間がとれなくて先延ばししてきて昨日になった。


ドアの内装を外してウーハー剥き出しの状態でSPMDを入れる前後の音の比較をするとその差は明らかだった。入れる前はやはり低音の焦点がぼやけて不明瞭な鳴り方をしていたが、入れた途端に低音の解像度が上がり、スッキリリズミカルに音楽を再生していることがわかる。フロントスピーカーとちゃんと同期していて、ドラムのキレが素晴らしい。


やっぱりこれは全部のスピーカに入れなければダメなのだということにあらためて納得し、リア用にもいれることにした。リアスピーカーはドアにあるウーハーよりさらに面倒なので実は最後まで躊躇していた。フルアクセスするには本来はリアゲートのモールとリアの内装を全部はずしてやらなければならないが、昨日はそこまでやらずにモールと内装を少しだけめくって、その裏にあるスピーカーラインをちらっと露出させ、なんとかそこにSPMDを取り付けた。こんな付け方なのでプラス・マイナスの各線に入れることはできず、プラスマイナスにまとめて1個つけることにした。だけどこれで思ったよりは早く終わることができた。


ここまでで、7個のスピーカにSPMD6を合計12個とりつけたことになる。

(フロント3X2個、ウーハー2X2個、リア用2X1個)

かなりの出費であるが、その効果は抜群である。

フロント3個だけのときは前方の中高音だけが前に出てくるかなり目立った鳴り方だったが、全体にいれた今は、前方だけの目立ちたがりはなくなり、室内全体のオーディオ品質がぐんとあがった感じがある。バスドラムがきちんとリズムを刻んで音楽に包まれる感じがいい感じである。ウーハーやリアにもSPMDを追加したことで、こんなにも纏まりが出てくるとは、ある程度想定していたとは言え、正直驚いた。


うちのカーオーディオには、ヘッドユニットとBOSEアンプのそれぞれにLCM、CPM、コンデンサで構成した電流補償回路ともちろんバッテリー部には大容量のCPMをいれてあり、極力エンジン系統からのパルス性ノイズの影響を受けないような工夫がしてあることで、もともと音は滑らかかつ明瞭に再生できていたが、SPMDをいれることでその品質が見違える程向上した。これは、SPMDの効果は電流欠損のない再生システムがあってこそ、スピーカラインにいれて効果があるということの証でもある。


今週長野まで長時間載る予定なのでその前に、気になっていたカーオーディオを再調整したもの。

今度の旅が楽しみになった。


晴れるといいな。