ss600Dspのユーザ様宅(ISHII_HALL)を訪問しました2026-01-14

ss600Dspのユーザ様宅を訪問しました。

横浜の石井様という方で、ISHII HALLというホールを経営されておられてコンサートホールや録音スタジオを提供していらっしゃる。その方のホールを使って、新年のディナーコンサートが開かれるとのことで、お誘いをいただいた。


会場には早めに到着し、まずはss600Dspの音を聴かせていただいた。

石井様は私を試聴室の特等席に座らせると、いつくかのCDを掛けながら。。。音が良い、とにかく静かで、何より音の粒立ち、立ち上がりが凄い、と仕切りに繰り返しておられました。

確かに、録音の良いCDを再生するたびに音楽を演奏している空間が眼前に広がる様は見事なものでした。自分で作ったアンプながら、その臨場感の素晴らしさに惚れ惚れするととともに、こういう使い方をなさってくださる石井様に心から感謝です。もともとトランスを1KVAにしてくれとのご要望を出してくださったのも石井様です。お客様からのご要望にお応えして、しかし未経験の1KVAという巨大なトランスですので数々の苦労をしましたが、なんとか安定して動作させる事ができて、このように素晴らしい音楽ステージを再生させてくれるまで到達させることができました、ありがとうございます。


石井様の試聴室

試聴室

スピーカーはNS2000という1982製の製品。昔の設計なので正面のバッフルが大きな平面なのですが、上半分に吸音材を貼り付けてツィーターからの無用な反射を防いで音の純度を高めています。また、スピーカーの上には最高音部だけを効果的に反射させて音のバランスを取るための反射板が厳密な位置ぎめをして設置されていてもいます。このスピーカーは、大きな石(御影石?)のベースの上に厚めのステンレス製ケースを乗せてその中に玉砂利を敷いた上に設置されており、無用な振動を徹底的に排除してスピーカーユニットを音楽信号通りに作動させる工夫をなさっています。石井様はサイドバッフルにも制振材をはったり、スピーカーターミナルも玉砂利の中に埋めてしまうなど、とにかく無用な振動を徹底的に排除する事で音の純度を高めておられます。


ss600Dspは試聴室隣の機械室、操作卓の下に置いてありました。

ss600Dsp

今は使われなくなったRAMSAのアンプの上に鎮座しておりました。お客様に気に入ってもらって、これからもしっかり良い音を出して良いお仕事をして欲しいと思います。。。なんか自慢の娘を嫁に出したような気持ちかな(私に娘はいませんでしたが)


コンサート会場にはShigeru Kawai のSK-5がさりげなく置いてありました。ピアノの前でリハされているのは岡本拓也さんです。

ishii_hall

このステージで当日の演奏者がパーティ前にリハーサルをなさっている時に試聴室でその音を聞きましたが、まるで眼前に演奏者がいるような空気感までを感じて感動したものです。音の立ち上がりが良いということはこういうことかと再認識しました。


ここを会場としてその日は二人のギタリストによるそれぞれのソロ演奏とデュオでの演奏、ピアノのソロ、ギターとオーボエのデュオ、最後にビアノとギターのデュオの演奏がありました。演奏は始終家族的な雰囲気の中で進められ、私を含めて約25名の聴衆は豪華なビュッフェをつまんでお酒を飲みながらの鑑賞となりました。

料理の並んだテーブル

ギターとオーボエ、ギターとピアノはそれぞれにご夫婦で、ピアノのお母様は3歳ぐらいの元気な男の子を連れてきていて、みんなに可愛がられていました。最後の曲ではこの子が疲れてぐずってしまい、お母さんはお腹に抱えてあやしながら着席し、旦那様が演奏するギターとアランフェス第二楽章の共演をされていました。

アランフェス


演奏品目>

岡本拓也さん ギターソロ

 アルハンブラの思い出

 タレガのノクターン

 グランワルツ

小暮浩史さん ギターソロ

 ローラン・ディアンス のタンゴ・アン・スカイ

 カバティーナ(ディア・ハンターより)

二人のギター・デュオで

 エンターテイナー(スティングより)

 雨に唄えば(同名映画より)

 コンドルは飛んでゆく(フォルクローレ)

南部由貴さん ピアノソロ

 平均律クラヴィーア曲集 Preludio I

 子供の情景

 トロイメライ

 ブルクミューラーNo.25 乗馬

小暮浩史さん・船津美雪さん(ギター・オーボエ)

 春の海

 ジブリより 海の見える街

 スカボロー・フェア

岡本拓哉さん・南部由貴さん(ギター・ピアノ)

 アランフェス協奏曲 第二楽章

 

ここまでが第一部でその後第二部、第三部とパーティは進行し、宿泊もできるとのことでしたが、私はその日中に日立まで帰らなければならなかったので第一部が終わった時点で泣く泣く退席させていただきました。


暖かで柔らかな雰囲気で素晴らしい音楽と食事を堪能させていただきました。

石井様、皆様、ありがとうございました。