お客様からのご感想2026-04-14

お客様からのご感想


1月に、東京の三箇山様という方から、当店に一度来たいというメールをいただいた。その時「当店には試聴室はない」と返事したのだが「自分のアンプを自分で良い音にしたい、そのためのアドバイスがほしい」とアンプを持参するとのこと。もともと当店は自作する方のお手伝いがしたくてCDメカを輸入してのキット販売から始めた店なので「自作」を前に出されるとお断りすることができない。


で、狭い6畳の私の作業部屋においでになられたのが2月の始め。話をすれば実に前向きな方で、楽しく会話させていただいた。その後CPMとLCMを当店からお求めいただき、何度か作業経過のやり取りをしながらトライされたがうまくいかず、作業途中のアンプを持って再度いらしたのが先週末。


その時、当店の音についての感想を書いて欲しいとお願いして送っていただいたのが次の感想文。ご本人の了解を得ているので原文のまま紹介させていただく。


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岡本さんのシステムは、記憶に残る。


今まで色々なオーディオシステムを聴いてきたけれど、あの音は種類が違う。最初に聴いたとき、ヘッドフォンのような頭内定位に近い感覚があった。もちろんヘッドフォンではない。スピーカーから音が出ているのに、音が完全に空間に浮いている。全くぶれてない。すごくハッキリと浮いている。


他のシステムで定位が出ているものを聴いたことはあるけれど、それとはステージの違う何かな気がする。方向だけではなくて、完全に奥行きもピタッと合っていて、実在感がすごい。


話を聞くと、理由はある程度わかる。小口径スピーカーのニアフィールドで直接音中心の構成。クロックと電源への徹底したこだわり。出川先生のSPMD。結果として位相情報の精度が高く、ノイズが極端に低く、レンジが広い。そういった要素が積み重なって、あの音が生まれているのだろうと頭では理解できる。でも、それだけでは説明しきれない何かが、あの音にはある気がしてならない。何度聴いても、言葉にしようとすると最後に余白が残る。

まだ自分には勉強が足りていない、本物の実装能力というか、凄みがある。


以前、自分のシステムでアンプの改造をして行き詰まっていたことがあった。あれこれ試して解決の糸口が見えなかったのを、岡本さんのところに持ち込んだらあっさり解決してしまった。知識と経験の蓄積が違う。


一度みんな行った方がいいと思う。結構くらうから。 

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なんか、読んでてすごく楽しい文章。

「ここの音は異次元の音だ」が口癖の彼。

お若い方の言葉遣いもなかなかユニーク。


うちの作業部屋は狭いからニアフィールドにならざるを得ない。でもねニアフィールドで立体感の出ないシステムでは広いところで鳴らしたらもっと出ない。ここで鳴らしているss600Dspというアンプはホールで鳴らしてもあり余るくらいの立体感の出せるアンプ。それをこの部屋で聴くから一聴してヘッドホンで聴いているような感覚にもなる、のかな。


私はBGMとしていつも普通に聴いているんだけど、この音が初めての人には不思議な感じになるんだろうね。


いずれにしても三箇山様、貴重なご感想をありがとうございました。