X-DP10:DACチップの細密チューン ― 2026-04-15
DACチップの細密チューン
先日のブログでAVCC_R とAVCC_L(DACチップのアナログ電源)がアナログ基板からきていることは書いた。それでそこにLCMを入れて改善されたのであったが、まだやはり私のマスターDACに比べて落ち着きというか重厚感かな、何かが足りない。
どこが不足かと振り替えってみた。
アナログ回路の元電源を出川式にして、その給電回路にLCMやCPMを入れ、アナログ回路にある再生で使用するオペアンプには全て細密チューンを入れ、さらにはIV変換用のオペアンプは MUSE02に交換もした。そうやってアナログ基板の回路はこれ以上ないくらいにチューニングしてある。
デジタル基板に入って昨日にはDACチップのアナログ回路の改善をした。それでも音が良くなったのだが、今日まで聞いて結局それでもまだダメ。。これはDACチップそのものの差かと思い始めた時、DACのチップ周りの回路を調べていてもう1箇所アナログ回路から電源が送られている回路があった。調べたらDVDD(内蔵クロックとPLLの電源)であった。これって、DACチップを動かす心臓部の電源だよな、ここも改善しなければ、ということで取り掛かった。
まずAVCCと同じように、アナログ基板上の電源ラインにLCMをとりつけて電流を清浄化した。次に、ここは内部クロックという激しい振動を補償する電源だから、電流量は微少だけどそれだけに荒れやすく高い周波数まで電流を供給しなければならない場所にも関わらず既設では47uFの電解コンデンサしか入っていない。これではクロックの高周波は補えない。そこで高周波を補強する3種のコンデンサの出番。すべて村田製作所製セラミックコンデンサで、10uF,1uF,0.1uFをパラにして取り付けた。これでクロック波形は整い時間軸を含めて改善されるはず。
またその時、せっかく分解したのでアナログ回路のさらなる改善も同じ思想でコンデンサをパラればもしかしたらできるのではないか、との思いから10uF,1uFのセラミックコンデンサとフィルムコンデンサ(以前、SteinMusicからもらっていたもの)1nfと22nfの4個をパラに取り付けた。ダメだったら外せばいいだけなのでまずはやってみた。
その写真が次の通り。
ESSと書かれたDACチップを囲んで写真下、左側がDVDDの電解コンにパラにした3種のセラミックコンデンサ。その右側の上・下でDACチップを挟んでいるのがセラコン2個とフィルムコン2個をパラったAVCCの右・左。緑色のコンデンサがHolger Steinから昔もらっていたもので『音が良くなるから電源に入れろ』と言われていたもの。小型とはいえ4個もパラるとボッテリとかなりのボリュームになってしまった。
DACチップのすぐ右側がアナログ基板とのコネクタである。このDACが電源をアナログ基板から取って来ているところは評価されるべきところなのだが、なにぶんレギュレータ回路から最遠の末端でデジタル基板に繋がっているため、ここのアナログ電源はかなり荒れていると思っていい。だからここからDACに給電している3つの電源を清浄化してさらにコンデンサでチューニングすることで音はさらに改善されることが予想された。
聴いてみて納得。また音のランクが一段上がった感じがある。最高音にややキラキラ感があったものがすっかり消えて落ち着きと静けさと重厚感が増した。一聴してわかる違いである。いつまでも聴いていたい音。これなら作業中のBGMとして十分に楽しめる。やっとこさメインダックと入れ替えられるかな。。`

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