スイッチング電源自体は悪くない ― 2026-10-04

スイッチング電源自体は悪くない


少し前のスイッチング電源と違って最近のスイッチング電源の優秀なやつは整流後のノイズ対策がちゃんとされていてそこそこいい音がするし、例えばGaNという新しい素子を使ったスイッチング電源であればノイズの発生も少ないのでその分従来のスイッチング電源よりも良い音がする。つまりスイッチング電源は新しい技術であり、どんどん進化しているのでこれからもさらに良い方向に進化していくことは間違いない。


しかし、オーディオ的な問題点はそこでは無い。スイッチング電源といえどもスイッチング動作させる元になる直流電圧を作るための一次整流回路があり、そこには一般的なブリッジ整流器が入っているが、それがダメダメなのだ。その後ろにどんなに優秀なスイッチング回路があったとしても滑らかな余韻とステージ感は再生されない。

試しにネットで「スイッチング電源の構成」を調べてみてほしい。その図の一番最初の部分、スイッチング回路の直前に小さく整流回路があるだろう、これがその後ろへの電流を途切れさせている諸悪の根源なのだ。


現代のオーディオ機器設計者が、何故に100年以上前の設計であるブリッジダイオードとコンデンサの整流回路だけで電流均等な直流電源が作成されると納得しているのかわからない。音を聞けば一目瞭然なのに・・・技術者なのにいつまで従来の整流器で納得しているのだ。設計に携わるエンジニアが気づかなければ良い音のオーディオ機器は出てこない。


ハイエンドで有名なGrim Audioですらそうだ。何より証拠にMU2の前段に出川式整流回路を入れてやることで、それだけで音が滑らかになり聞き疲れしなくなる(当店のブログ)にもお客様の感想がある。これは結局、最新の高級オーディオであっても一次整流回路には従来型の整流器しか入ってないことの証明であり、つまり音が良いと言われるオーディオであっても本来の音が出せていない証拠であるのだ。


GoldMundのTelos1000というパワーアンプをチューングしたこともある。1KVAという巨大なトロイダルトランスを抱えた高級パワーアンプであったが、ごく普通のブリッジ整流回路を使っていて、ユーザさんは音の悪さに悩んでおられた。


はっきり言う。アンプやDACでハイエンドなんて「ブランド名だけの贅沢品」である。電源がいかに「凝った電源」と書かれていても、クロックがいかに「高精度」とか謳われていても、100年前の設計から何も進歩していない電源で駆動された音は全く聞くに耐えない。当店で預かった高級品の音は悉く私の耳には失格であった。


オーディオの高級品を買って音も聞かずに飾っておくのならいいのだろう。だがその音を聞いて「くつろぎたい」とか「癒されたい」と思うならば、一般整流回路で動作している機器は失格である。そのような製品は音量を上げると耳障りにしかならない。滑らかな音であればかなりの音量をあげてもやかましくなく、人の会話の邪魔もしないのである。通常電源で駆動された100Wのアンプの音なんて聞く気にもならない。価格に騙されてはいけない。


出川先生のところにはPAエンジニアが大容量のFixCurrent+CPMや出川式電源を購入・実装しに頻繁に来ているとのこと。これまで劣悪であったコンサートホールのPAの音も次第に改善されては来るのであろう。流石に音楽の現場は情報が進みつつある。


私自身の周りの音には全て第二世代電源か、FixCurrent+CPMを入れている。自分の部屋のオーディオ装置はもちろん全てが出川式電源の駆動であるが、例えば居間のアンドロイドTVにはサウンドバーをつけていて、このサウンドバーの電源ACアダプタにFixCurrent+CPMを入れて音を滑らかにしている。最近買った車にもバッテリーには大きめのCPMを入れて、オーディオユニットの電源には自作のFixCurrent+CPMを入れて滑らかな音に改善している。そうしないと長時間の運転などは耐えられない。FixCurrent+CPMを入れるのと入れないのでは長時間運転時の疲れ方が全く違うのだ。


皆さんは、一般電源回路の劣悪な電源に駆動された音を「楽しんでいる」のかも知れないが、それがいかに脳を疲れさせているか知っているのだろうか? 電流欠損のある劣悪な音は脳と耳を破壊しているのかもしれない。音楽を聞いて疲れを感じていて、それなのにその疲れを楽しんでいるというマゾな人にはこれ以上何も言わない。そんな人はいくらでも高級機を買えばよい。


私は音楽を聞いて楽しんで疲れを癒したいので全ての電源に出川式電源を入れているのだ。


しかしね、電源を出川式にして滑らかにし、その上で回路に細密チューンを入れると、音のステージ感がまるで変わるのだよ。包まれるリアル感が抜群になる。空間表現の違いというか... 一般電源ではこのステージ感は絶対に出ない。当店がFull TuneしたS.M.S.L SU-1をUSB-PD FixCurrent+CPM と組み合わせた音を是非聞いて見て欲しい。もともとは1万円ちょっとの超コンパクトDACであるが、その音は豊かなステージの空気感にあふれ、高級機と言われる他のDACを完全に凌駕する。 音の次元が違うのだ。


ベストはこのSU-1+USB-PD FixCurrent+CPM の音を、出川式電源で駆動された当店のss600Dspかss120sp で増幅し、SPMDと組み合わせたスピーカーケーブルで聞く音である。これは保証する。


無料の貸出セットもある。ぜひ試して聴いてみて欲しい。