ある日のチューニング記録 ― 2024-02-15
少し前にチューニングで預かったアンプ
なぜか最初からハムノイズが載っている。
ウチは故障品は預からないのでお客様にハムノイズ出てますけど、と具申。
すると「譲られた時からそういうものだからそのままチューンしてくれ」という。
ハムが乗るということは音に濁りを含むということで、、、せっかく第二世代化してもベストにはならない。。
いろいろ調べてみたらこのアンプ、通電直後にはスピーカー回路を切っておく保護回路が入っているがそれに関係なくノイズが出ている。。ということは、チャージ回路の電源が怪しいということで回路を入り口からトレースした。するとトランスから電源基板に配線を入れている端子台の半田づけに割れが見つかった。ここが接触不良を起こすと、アンプとしてはなんとか動作してても配線がアンテナになってハムノイズを飛ばす。まさにその現象と判明。
端子台の半田を除去して新しく銀ハンダで固定。これでハムノイズはすっかり無くなった。その後予定通り第二世代電源をフル実装してお返しした。
結果、お客様にはすごく喜んでいただけた。「第二世代電源の効果凄い」と言っていたが,、まぁ、それだけじゃないんだよなぁ。。。
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