PMA1500R 再チューン2024-03-01

DENON PMA1500R(1998)
友人から譲られたPMA1500R、先日第二世代化した際に「中高音は実に綺麗に響くが 低音のゆとりがいまいち」という書き方をした。

今回改めて思いついてコンデンサ容量を見直し、さらに最終段にLCMを追加してみた。そうしたら実に豊かで明確な低音が響くようになった、しかし、それより何より全体が豊かな余韻に包まれて臨場感が素晴らしい。スピーカーを全く感じない。演奏者がその場にいるリアリティと演奏者の配置が眼に見える精度感。実に見事なアンプに化けた。増幅素子にUHC-MOS(120A)を採用しているというが、電流容量の余裕の効果は素晴らしい。1998年当時68000円のこのアンプ、ゲキ化けするアンプであった。

使った部品は次の通り
1:BC80A22HVer2 (24200) x 1個 => 24200
2:CP-3006HC (3520) x 4個 => 14080
3:コンデンサ 5600μF 80V (1980) x 2個 => 3960
4:コンデンサ 12000μF 80V (2310) x 2個 => 4620
5:LC-9003H (8360) x 2個 => 16720
6:コンデンサ100V1500μF (891) x 2本 => 1782
以上 総合計:65,362円(コンデンサは参考価格)

このアンプ、私は最初のチューニングで「低音が不足」と失礼な書き方をしてた。
しかし本当は実に美しい臨場感を再生する可能性を持ったアンプだった。従来の音源ではこれをほとんど利用できてないが、第二世代化でも最大限のチューニングをしてやらないと全ての才能を引き出すことはできないということと思う。
最初の判断を誤ったことへの罪滅ぼしと、私にこの装置をくれた今は無き友人への感謝の気持ちを込めて、この装置をお持ちの方には部品代のみ(工賃無料)にてチューニングをお受けします。

同型のアンプをお持ちの方はお申し出ください。
現状のまま使うのは実にもったいないです。