バッファアンプの見直し(全回路図) ― 2026-10-22

バッファアンプの見直し(全回路図)


 いったんゲインを32Dbまで上げたバッファアンプであったが失敗であった。レコーディングレベルの高い円盤だと音が大きなところで歪むことがわかった。つまりはレール電圧よりも高くなってしまうのである。そこでゲインを26Dbに戻したが、その際、オペアンプやチューニングパーツも全て見直した。

ここに、音の良いバッファアンプの全回路図を示す。

20Db全回路図


前回の略図ではパスコンやチューニングパーツを含めなかったのだが、今回はこのまま組めば間違いなく良い音が出る。ただし、電源は第二世代電源で作成してこの回路図の外部から供給するべきことはいうまでもない。この図には入れてないが1mほどの配線を介して電源箱から供給しているので、バッファアンプ側の受電口にはプラス・GND間とマイナス・GND間に 電流バッファとしてOSコンを入れている。


初段はMUSE02とし、2段めは以前と同じOPA1612のボルテージフォロアーである。信号入力はMUSE02の#3端子(ステレオ素子なのでもう一方は#5端子)に入れてある。


左から説明すると、電源ラインが基板に入ったところでアンプ回路全体の電源インピーダンスを下げるために1.0uFのPanasonic製フィルムコンと2.2ufのMPFをパラにしたものを+側ー側の両方に入れている。基板はオペアンプ2個だけの小さな基板なので、このフィルムコンはオペアンプ用の電流バッファとなる。また入力信号のカップリングにもこのPanasonic製のフィルムコンを使っている。オペアンプ回路の+側入力とー側入力にはそれぞれミニLCM(LC-0703H)を入れている。今回の様に両振り電源の場合はLCMの方向を間違えないように入れることが肝要である。INとOUTを電流の流れ方向に合わせて入れる。


それぞれのオペアンプには4個のパスコンが入れてあるが、これらは村田製の0.1uFの積層セラミックコンである。このパスコンとパラになるようにミニCPMを合計4個つける。これらも付ける極性を間違えないようにする。高電圧側に+端子を接続するのであるから、マイナス側の回路にCPMをつける場合はGNDが+になる。


RCA端子と基板の間の信号配線は撚り線とすること。うちでは0.4mmのPTFE銀メッキ線をGND側にして、HOT側はAugLinePTFE+pt(0.4mm)を使って撚り合わせている。これだと音が少し明るめになるがまぁ悪くはない。


初段のMUSE02で20倍(26db)のゲインを稼いで、2段めのOPA1612はゲインもなくただのボルテージフォロワー回路で電流追従性を上げているが、どちらも速いオペアンプなので遅延なく要求電流を供給できるように要所にフィルムコンデンサやCPM・LCMを入れている。


この回路で良質なボリュームをつければ音の良いプリにもできる。

ご参考まで。